2014/08/02 (Sat) もはや苦行・・・！？

いったいこれは


なんの修行だい・・・？




な



５連投





これを乗り越えれば

スーパーサイヤ人になれますか・・・？






少し暑さが和らいだと思ったら



またぶり返す




もうさ



猛暑とか酷暑とか


解る様で解らない

言葉遊びはいいからさ



30℃超えたら



地獄



でいいよ




お天気お姉さんも


「今日も外は地獄の様な暑さです・・・」


とか言った方が



皆熱中症とかもっと注意すんじゃないの・・・？






さぁ


御託はこれくらいにして



さっさと行きましょう・・・

熱狂のライブから一夜明け


迎えたドイツ二日目の朝

ホテルの朝食を摂った者

ギリギリまで部屋で休んでいた者

再びパンを買いに走った者




前日と同じ様に

それぞれの形で迎えた朝は




疲労が残るとは言え

沢山いただいた熱い鋼鉄の魂のお陰か

どこか皆一様に晴れやか





そして

我々の気持ちを反映するかの様な

見事な快晴のドイツ






グレードアップしたメンバー車に乗って

若干爽やかになった


それでも充分に怪しい黒い多国籍集団は



一路フランスを目指します






実はこの車



前日のライブ後

会場からホテルまでの移動時が

初登場だったのですが




その時から

チームガルの走り屋三人衆である


KOSSE2とバディさんの

喰いつきが半端なかった車だったりします




ちなみに



この車に限らず

滞在期間中


興味を引く車を見つけては

盛り上がり

熱い車談義を繰り返す三人衆




これもまた

この旅恒例となる光景となりました






快適になった車内


とは言え


車での長時間移動は

やはり疲れます




徐々に

そして

確実に体力を削られ

次第に車内は無言に・・・





ツアー中ずっと運転手を務めてくれた

スタッフのフランソワさんが

一番大変なんだけどね・・・





ちなみに

このフランソワさん




仕事を何でもこなし

気が利いて



しかもイケメン



な

最強スタッフさんなんです




詳しくは他所で確認しておくれ






一行を乗せた車は

警察に止められる事なく

順調に進む事数時間




昼飯摂取の為

途中のレストエリアで1時間の休憩

降りたらまず

ニコチン吸引と

Wi-Fiチェック



しかし

残念ながらフリーWi-Fiは無し





ドイツから南下している為


高くなる気温と湿気




ここから

徐々にロン毛族には

厳しい環境になって行きます






カーラジオから聞こえてくる言葉が

ドイツ語から変わった事に気付いた


と言うキングの


「もうフランスに入ったと思いますよ・・・」

との言葉を受け



テンションが上がる一行



「いやぁ、暑いねフランス・・・」

「フランス初飯だねぇ・・・」

「フランスはやっぱ何かドイツと違う雰囲気だねぇ・・・」



等と口にしながら

何を買う訳でも無いのに

ゆっくりと店内を見て回り




ここで喰っとかないと

後で喰いっぱぐれたら困る



とばかりに

揃って大量注文




「調子に乗って頼み過ぎたかも」



と言う王子



手伝って欲しいと言うので

快諾すると・・・




私のトレーにパンを乗せ


おもむろに


ボロネーゼを私のカルボナーラの上に取り分け様とする・・・





いやいや



待ちなさい




味混ざるから



皿に残しておいてくれたら喰うから・・・





「上品な大食いなんだね・・・」



と



私の反応に驚く王子






いやいやいや


そう言う事じゃなくて・・・





これには

キングだけでなく

バディさんも大笑い




欧州の風に煽られ

快進撃を続ける王子



容赦なく放たれる笑いの渦は


キングだけでなく

バディさんをも巻き込むのであった・・・




お腹を満たした一行は

テラスに移動し

まったり休憩




ここで



まだフランスには入っておらず

ここはベルギーだと聞かされる一行




「失礼しました・・・」



と


素直に謝る大人なキング





いえいえ



大丈夫ですよ




ただ


あの時の僕らの感動は返してください・・・






ライブと言う

大きな波を乗り越えたからか




この頃には

チーム現地との距離も縮まり



初日のよそよそしさも何処へやら

多国籍混合チームの絆は

日を追うごとにより強固なものとなり




一丸となって

ツアーの成功を目指します






食休みも終わり

再びフランスを目指す


相変わらず見た目怪しい集団

快晴の空が似合いません



そんな連中が

この2台の車で移動



止めない優しいベルギー警察に感謝です




それにしても良い天気だったこの日

空がデカい

土地が広い




そらWi-Fiなんてねぇわな


と


妙に納得しつつ移動再開






途中

トイレ＆タバコ休憩に立ち寄ったレストエリアでも

一行の怪しさと

空と大地の広さは変わりません






　
余談ですが・・・



このレストエリアでの休憩後



小ハエよりも小さい正体不明の虫が


掃っても掃っても

気付くと体についていると言う


地味な歓迎を受けたりもしました・・・






夕方無事にセルジーのホテルに着いた一行

車から降りると



そこは更に暑く

高い湿気・・・





サッサとチェックインして


部屋で涼もう

涼しい部屋で横になろう




と


意気揚々に部屋に向かう一行





3階建てのせいかエレベーターは無く



スーツケースと楽器を抱え

階段を駆け上がり



テンキー入力式の鍵で施錠された

セキュリティばっちりの部屋に



飛び込んだ我々を迎えたのは・・・







ほどよく蒸された

エアコンの無いシンプルなお部屋







「うそ～ん・・・！！」






と




皆の心の叫びが聞こえた気がした

セルジーの夕方






ドイツから随分南下したとは言え

まだまだ日が高いフランス




夜は涼しくなってくれよ


と願うばかり






ちなみにここのお部屋


無いのはエアコンだけでなく

色々足りない・・・




これぞ


”Simple is the best”


を具現したお部屋





なんて

評価も空しい


この旅一番インパクトに残るお部屋でした





部屋によっては機能しなかったみたいですが


何故か


シャワーを出すと

シャワーヘッドがLEDランプによって七色に光る


と言う



何とも

摩訶不思議なおもてなしがあった事を

付け加えておこう





この日

大将とキングは地元ラジオ番組へ出演の為


少しの休憩後

フランソワさんの運転する車で


バディさんと最強通訳のエリカさんとお出かけ




ラジオ電波には怪しすぎて

とてもじゃないが乗せられない

残念な3人は


PAのケータさんと共にホテルで待機




お仕事組みの帰りを待って

皆で晩飯を食いましょう


との流れに





何をしても暑い部屋で待つ事6時間



押しに押したラジオ出演が終わり

戻って来るとの連絡が・・・



待ってましたとロビーに行くと


疲れを隠せない王子がすでに待機中




待ってる間

何もする事がなかったので

ホテル周辺を探索しようと出かけたが


あまりの暑さにすぐ引き返したとの事




近くに日本食屋があったけど

見渡す限り何もなかった



との恐ろしい情報・・・





まぁ

車でどっかに行くだろうし

最悪目の前にマックあるし



と思ったのも束の間




マックは23時閉店との嬉しくない追加情報・・・




そう

目の前のマックは

中の電気はついてても

すでに閉まってたと言う驚愕の事実




夜は皆で食べるからと

腹は減ってたけどマックで喰うのは我慢した

と言う王子も不安な表情・・・




ほどなくして

大将達がホテルに到着




「お疲れ様でした・・・」



と


車はそのままさようなら・・・




嫌な予感的中




嗚呼、終わった・・・




と思っている王子と私の横で



事情を知らないお仕事組みが

何処で飯を食おうかと話しているが・・・



もちろんすぐに状況を理解し




ひとまず皆で途方に暮れる・・・




どうにもならない現実を受け止め

部屋に戻って行く一行



小銭の無かった私は

バディさんに借りて

自販機で飲み物を確保し自室へ




「腹が減りすぎてフラフラする・・・」



と言うJun-ichiさんと


ドイツライブでいただいた

差し入れのお菓子の残りを分けて

何とか飢えをしのいだのであった・・・






食い意地はらず残しておいて良かった・・・





なんでもない「移動日」

になるはずだったこの日



我々は忘れてはいけなかったのである




そう



我々が

「波乱を呼び込む集団」

である事を・・・




お気づきかも知れないが



ダラダラと長く書いている割に

一つも写真が無いのは





単にそれどころじゃなかったから






まぁ

翌日には笑い話となり

旅の良き思い出になったので

誰も気にして無いけどね




また一つ

面白い土産話が出来たと言う事です




こうして

フランス初日の夜は


願いも空しく気温は下がらず


一行の大量の寝汗とともに

更けて行くのでした・・・